金
19
2月
2010
『中途半端〜自己紹介にかえて』
30代初めの頃、父親に言われました。
「いつまでも、中途半端なことばかりしているな」と。以
来、この『中途半端』という単語が心にひっかかり続けて
います。
半端な気持ちでいる訳ではない。その時その時で、一所
懸命考えて、自分が夢中になってやれることを見つけよう
としてきた。自分に足りないものがあれば、補おうとして
きた。人には誠意を持って向かおうとしてきた。そうでき
ないときには、人を遠ざけることにもなったけれど…。
年長者から「車のハンドルに遊びの部分があるように、
あなたにもそれが必要だ」と言われても、わかりませんで
した。そもそもペーパードライバーですし。
40代初めの頃、父親に一枚の紙片を渡されました。
「お前の名刺の肩書はこれにしなさい」
「…うん。ありがとう」
そこには、『筆耕承ります』という一行と私の名前。
「それは肩書としていかがなものか?」と思いながら、2
年前にようやく、その名刺を作りました。
筆を使って何かを、願わくば心を耕すということは、結
局のところ、私が続けてくることができた唯一のものなの
だ、『中途半端』に見えてもいいじゃないか、と。
ところで、私が名刺をお渡しして、肩書についてコメン
トした方は未だいらっしゃいません。ホーリーさんは何か
おっしゃりかけたようですが…、今度、教えてくださいね。
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