土
26
6月
2010
弓取川の閉塞
弓取川の閉塞 小焼野町
矢作新川が開削される前の矢作川下流は、小島町城 山付近から始まる川(地名をとって二ケ崎川という) と、現在の矢作古川(竜宮川) の二つの川が流れ出て 江原町で合流し、小焼野町以南では弓取川となって福地地区の中央を流れていました。
その川幅は、行用ー八ケ尻聞では二OO メートルにも及んでいました。弓取の名称は、矢作川の「矢」と呼応して「弓」の文字を使ったといわれています。
西尾城主井伊直之在城の正保三(一六四六)年、西尾藩の新田開発のために弓取川は閉塞され、矢作古川の流路は高河原ー小焼野聞の原野を切り開いて、広田川(横須賀川)に接続されました。
現在、弓取川の流路には、この地区の用水となった 古川用水が残され、その両側に「新田」の地名が連な っています。地図上から消え去った大川の存在は、新田の地名をたどることと旧堤によってのみ確認できま す。
<文 松井直樹 絵 加賀良子><西尾百景は平成7年〜18年まで西尾広報に掲載されたものを再編集したものです>
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