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6月

2010

御橿割

御橿割 室町

 

 室町神明社の秋祭りは、稲の収穫期を迎え豊作と家内安全を祈願する農業祭です。その神事の後に行われる素朴な行事は、東海地方では例のない珍しいもので、 「御橿割」または「御鉢割」と呼ばれています。江戸時代末期には行われていたとされ、古式のままに今日まで伝えられています。

 この行事の由来については不明ですが、神前に供え られたおこわ飯(赤飯)入りの御櫃を厄年の男たちが奪い取り、これをこぶしでたたいて割り、手づかみで食べることに特色があります。そして、赤飯を参詣者に少しずつ分け与えます。こうした一連のしぐさに何 か意味があるように思われます。 この赤飯を食べると、大病をしないといわれ、この祭りに豊作や災害のないことを願う人々の気持ちが込められています。

<文 松井直樹 絵 鳥山光><西尾百景は平成7年〜18年まで西尾広報に掲載されたものを再編集したものです> <にしおアートねっとでは、記事、画像について個人、美術館、博物館、他関連団体のご協力により掲載させて頂いています。著作権は当該団体に帰属していますので、無断のダウンロードはお控えください>

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