土
03
7月
2010
貝吹のかぎ万燈
貝吹のかぎ万燈 <貝吹町>
八月十四日の夜、市東部の万燈山に浮かぶ火線は、 その形が先の曲がった道具である“鈎"状に見えるこ とから「かぎ万燈」と呼ばれています。三百五十年前 にはこの行事は既に行われており、その由来として、 浅井千坊と須美千坊との戦いによって戦死した僧兵が 山頂の古塚に祀られ、村人がその霊を供養するために 百八の芝薪を灯したのが始まりという説が伝えられています。
しばや薪を積んだ“ツボラ"に火を灯す「かぎ万燈」 は、盆に行われることから霊魂を祀る精霊火で、古い 記録には「火の形の鈎をもって、水を手向ける心を表 す」と記されています。
この火祭りには農作物の豊作と災害に合わないこと を願う人々の気持ちが込められており、夜空を焦がす 火炎を市街地や碧海郡からもくっきりと見ることがで きます。
<文 松井直樹 絵 鳥山光><西尾百景は平成7年〜18年まで西尾広報に掲載されたものを再編集したものです> <にしおアートねっとでは、記事、画像について個人、美術館、博物館、他関連団体のご協力により掲載させて頂いています。著作権は当該団体に帰属していま すので、無断のダウンロードはお控えください>
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