13

7月

2010

西尾城址

 西尾城趾 <錦城町>

 


 六万石西尾城下のシンボルである西尾城は、市街地の南西端にあり、本丸表門付近に「西尾城祉」の標石が建てられています。現在では、本丸のわずかな部分に昔の面影がしのばれるのみで、うっそうとした木々に固まれた中に、西尾城主であった土井氏、三浦氏、松平氏の名前を刻む燈篭が立ち並び、城内鎮護の神社である御剣八幡宮の槽皮葺きの古い社を見ることができます。

 本丸は周囲を土塁で囲まれ、四隅には櫓が建てられていました。このうち、資料館から堀を隔てた神社裏手の森の中にある土塁の上に建つ丑寅隅櫓の石垣、表門北側と裏門東側の野面積みの石垣のみが往時の姿をほうふつとさせます。また、西尾神社の裏手には土塁が遺っています。江戸時代の暮らしぶりを考えながら周辺を散策すると心なごむ気持ちがします。

<文 松井直樹 絵 鳥山光><西尾百景は平成7年〜18年まで西尾広報に掲載されたものを再編集したものです> <にしおアートねっとでは、記事、画像について個人、美術館、博物館、他関連団体のご協力により掲載させて頂いています。著作権は当該団体に帰属していま すので、無断のダウンロードはお控えください>

掲載責任<ホーリー>